業務用スチールラックはどれがおすすめ?耐荷重など重視したいポイント
倉庫の整理、オフィスや飲食店の収納に、スチールラックがよく選ばれています。シンプルな見ためは業務の邪魔をせず、店の雰囲気を損なわないため、業務用に最適です。ただ、業務用スチールラックを選ぶ際には、気を付けたいいくつかのポイントがあります。今回は、業務用に適した耐荷重や耐久性および、スチールラックの拡張性について解説します。
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業務用スチールラックのサイズ・奥行き
スチールラックを導入する際に、まず必要なのが設置場所のサイズを測ることです。スチールラックのサイズ展開は豊富なので、スペースにフィットするものを設置できます。
奥行きは汎用性のある60㎝が選ばれている
スチールラックは奥行きが大切です。奥行きにある程度余裕がないと、横幅があっても活用しにくくなってしまいます。奥行きは、収納する物のサイズに合わせて選びましょう。
何を置くのかまだ分からない場合は、奥行きが60cm以上のものを選ぶとさまざまな収納物に対応できて便利です。60cmあれば、折り畳み式コンテナや段ボールなどをスッキリ収納することができます。
横幅と高さは設置場所に合わせてしっかり測る
業務用スチールラックの横幅は、大体90cm~180cmまでの間で、30cm間隔のサイズが販売されています。高さは大型ラックであれば約150cm~250cmが大半です。
スチールラックはポールを延長するなどして拡張性を出すことができますが、最初に設置する際はしっかりサイズを計測して設置場所を決めることをおすすめします。背の高いラックの場合、設置場所によってはエアコンの風を妨げないか、明かりを遮らないかなども確認しましょう。
業務用スチールラックの耐荷重
スチールラックを使用する上で必ず知っておきたいのは耐荷重についてです。定められた耐荷重以上の物を置くと、棚が変形したりたわんだりする可能性があり、大変危険です。収納したい物に適した耐荷重のスチールラックを選びましょう。
棚板1枚あたりの耐荷重が重要
スチールラックには、棚板1枚当たりの耐荷重が決められています。棚板1枚当たりの耐荷重とは、棚板1枚に何kgまでの荷物を置けるかを表す数値です。例えば耐荷重150kgのスチールラックであれば、棚板1枚当たり150kgまでの荷物を載せて良いことになります。注意しなければならないのは、この時、棚板のどこか1点に150kgの重さをかけて良いのではなく、棚板全体で受け止める重さが150kgになるということです。
もう1つ、最大耐荷重といって、スチールラック全体が耐えられる重さも決まっています。例えば棚板1枚の耐荷重が150kgであっても、全ての棚に150kgの重さをかけて良いということではありません。最大耐荷重を超える荷物の重さをスチールラック全体に負荷させると、ポールやキャスターが支えられなくなりますので注意しましょう。
業務用に最適な耐荷重
積載物によって必要な棚板1枚当たりの耐荷重は違ってきますが、タイヤなどの重量物を置く場合は200kg以上のスチールラックが適しています。書類や在庫品など、一般的な収納としての役割に使用するのなら、100kg台のスチールラックで足りるでしょう。耐荷重は重ければ重いほど頑丈ですが、その分価格も上がります。
[categorylink url=”/category/for-business/nlk-series/?#content” title=”大型 業務用 スチールラック”]
業務用スチールラックの耐久性
業務用スチールラックを設置する際にはサイズと耐荷重を重要視しますが、使用環境に合った機能があるとなお効果的です。中でも、耐久性がある素材や機能があるものを選ぶことをおすすめします。
補強の有無
棚板の耐荷重が重く設定してあったとしても、長期間耐荷重ギリギリの物を置いていると棚がたわんでしまうことがあります。一度たわむと戻すことは難しいので、最初から丈夫な棚板のスチールラックを選ぶのがおすすめです。
例えば、通常はフレームとワイヤーで構成されたメッシュ仕様の棚板ですが、そこに補強用ワイヤーが付いていると安心です。特に耐荷重の大きなものは、棚板に補強がされているかどうかが耐久性を上げるポイントとなります。
長期使用に耐えるコーティング
スチールは、そのままでは錆びやすいのが難点です。スチールラックも、何もコーティングしていないとサビが発生する恐れがあります。たとえ室内でも、飲食店などの水回りでの使用や、湿気がちな倉庫での使用は、長期間使用しているとサビが発生する可能性があります。そのような場合は、防錆加工が施されたスチールラックがおすすめです。また、コーティングには防錆加工だけでなく、汚れ防止などの効果もあるため、長期使用が基本となる業務用スチールラックには必ず付けたい機能です。
業務用スチールラックの防錆加工
室内であっても防錆加工があった方が安心なのは前述の通りなのですが、実際にはどのようなコーティングが施してあるのでしょうか。
スチールラックは、スチールの外側にクロムメッキがコーティングしてありますが、それだけではまだじゅうぶんな防錆加工とは言えません。その上からさらにコーティング剤を塗布することで、防錆、防汚、防滴などに対応できるようになります。
防錆加工がされたスチールラックは、商品情報に必ず説明書きがあります。コーティング剤を塗布していないスチールラックは、水気や湿気のある場所での使用に向きません。サビが発生すると積載物を汚してしまう恐れもありますので、防錆加工の有無には注意してください。
業務用スチールラックの汎用・拡張性
スチールラックは、その汎用性の高さでも注目を集めています。長方形のシンプルな棚としての利用をベースに、さまざまな追加パーツを利用して機能を拡張することも可能です。
収納力がアップする追加パーツ
スチールラックは棚板を追加することができます。棚板間の空間がもったいないと感じたら、間に1枚挟むことで簡単に棚を増やせます。その際は、棚板と一緒に追加の接続パーツ(スリーブ)も購入しましょう。
また、スチールラックの、吊り下げ収納の可能性は無限大です。シンプルなS字フックを使用して道具掛けにしたり、ハンガーバーを取り付けてユニホームや上着を掛けるスペースを作ったり、サイドにバスケットを取り付けて細かいアイテムの収納に利用したりと、大変便利に使うことができます。フックを吊り下げることは、ポールとワイヤーシェルフだけの構造だからできることで、スチールラックの大きな魅力の一つです。
安定性が上がる突っ張りポール(テンションポール)
大きな棚を設置する場合、耐震性が心配です。特に背の高い棚は、倒れた時の危険性を考えて設置しなければなりません。通常の家具などは、天板と天井を突っ張りポールで固定して動かないようにしますが、スチールラックは棚についた4本のポールを追加パーツで延長し、天井に突っ張ることができます。このメリットは、突っ張りポールがずれないことです。ポールに延長ポールを取り付けて伸ばしているので、安定性が上がります。
移動が楽になるキャスター付き
スチールラックには、後からキャスターを付けることも可能です。移動が楽になるので、掃除や位置替えが必要な時におすすめです。ただし取り付けるのは、ストッパー付きのキャスターが適しています。重たいスチールラックが転がってしまうと大変危険なため、普段はストッパーをかけて、動かないように固定して使用しましょう。
[categorylink url=”/category/rack-parts/pole-25mm/underbody-parts/” title=”キャスター/アジャスター”]
省スペースで収納できるスライドレール
スペースの割に物が多いという時には、足元にスライドレールを敷いてスチールラックを使用するのがおすすめです。床にスライドレールを敷き、スチールラックの足には専用のパーツを取り付けます。難しい工事等は不要で、取り付けが終わると、レールに沿ってスチールラックをスライドできるようになります。場所が狭くても、スライドさせて空間を作れるので省スペースです。
[categorylink url=”/category/rack-parts/pole-25mm/work-depo/” title=”ラック用 スライドレール”]
業務用スチールラックの選び方
最後に、ここまでご紹介してきた内容を元に、業務用ラックを選ぶ際の要点をまとめました。
用途や設置場所に合うものを選ぶ
大きなポイントになるのは以下の3点です。
・サイズ(特に奥行きに注意する)
・耐荷重
・防錆加工の有無
それに加え、設置場所によっては突っ張りポールやキャスターが必要になります。丈夫さや耐久性を優先させるなら、コーティングだけでなく、棚板のワイヤーに補強があるかどうかもチェックしましょう。
耐荷重・サイズに余裕をもたせる
スチールラックの耐荷重とサイズは、できるだけ余裕をもたせた方が良いでしょう。特に耐荷重は、ギリギリの重さで使用を続けると棚のたわみの原因になります。スチールラックは物を置きやすいので、どんどん載せてしまいがちです。予定の積載量よりも少し大きい耐荷重のものを選択することが大切です。
おわりに
業務用スチールラックには、ハイレベルの耐荷重、耐久性が求められます。選ぶ際は、重たい積載物を安全に受け止める機能的な業務用スチールラックをおすすめします。業務がスムーズに行えるようにカスタマイズできるので、倉庫や収納の利便性を上げたい場合にも最適です。/p>
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