ラックカスタム 分割ラック編
さまざまなパーツがあり、パーツのカスタムが楽しめるのがルミナスのスチールラックの特徴です。
棚を増やしたり、高さを変えたりするようなカスタムを活用している方は多いですが、今回は、ひとつのラックがふたつになってしまうそんなカスタム術をご紹介します。
まずは、ポール(支柱)の構造を理解しよう
ルミナスのスチールラックは、非常にシンプルな構造で組み立てられますが、支柱として使われるポールの仕組みを理解することで、スチールラックを分割して利用することが可能になります。
ポールの構造 ポールの3か所の特徴
120cm以上の基本ポールは、分割することができる状態になっています。それぞれ、上部・連結・下部部分でそれぞれに役割があります。※ポールによって、2分割と3分割のポールが存在します。
1.上部キャップ部分
ポール上部にはキャップと呼ばれるフタのようなものが付いています。延長ポールや天井つっぱり用のテンションポールを取り付ける場合は、キャップを外して取り付けます。
2.連結ジョイント部分
ポールを連結する部分には、ジョイントと呼ばれるポールをつなげるパーツがあります。回転させるだけで固定ができるので、簡単に連結・分割が可能です。
3.下部脚受け部分
ポールの最下部には、アジャスターやキャスターなどの脚元パーツをつなげるためのパーツがあります。
背の高いラックは分割ができる
ポールが分割できることがわかれば、背の高いスチールラックはポールを分割することで、ふたつのラックにすることができるのはわかると思います。ただ、通常の基本ポールを分割してしまうと、一部のパーツが足りなくなってしまいます。
レギュラー 幅90cm/高さ180cmの5段ラックの場合 (NLH9018-5)
分割したときの注意点と解決策
ポール分割を活用すれば、スチールラック自体を分割することが可能ですが、その際に注意点があります。基本はひとつの基本ポールを分割しているため、「上部キャップ」と「下部脚受け部分」が存在しないことです。
キャップがないため、ポールの空洞部分がむき出しの状態になってしまいます。
脚受けがないため、アジャスターやキャスターなどの脚元パーツが取り付けられません。
そこで登場するのが、分割ラックを完成させるキャップと脚受けをセットにした「ジョイントセット」です。このパーツがあれば、足りなかった箇所を埋めることができるため、分割したポールが、それぞれ基本ポールと同じ状態になります。
ジョイントセットを使ったラック分割の手順
STEP1
ベースとなるスチールラックを準備します。
※ポールを分割できるサイズのラックをご準備ください。
STEP2
シェルフ(棚板)を取り外します。取りにくい場合は、ゴム製のハンマーでシェルフ端を下から叩くと簡単に取り外せます。
STEP3
上部ポール(キャップが付いている方)を回転させ、各ポールを分割します。
STEP4
分割されている上部ポール(キャップが付いている方)の連結部分に、ジョイントセットの脚受けパーツを取り付けます。
STEP5
残った下部のポールの連結部分にジョイントセットのキャップを取り付けます。
STEP6
これで、スチールラックに使える基本ポールが8本完成します。
STEP7
それぞれの棚の数を決めて、ふたつのラックを完成させます。
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