ルミナススチールラックの見分け方

誕生から30年以上続くルミナススチールラック。旗艦シリーズとなるレギュラーをはじめ、現在ではさまざまなシリーズを取り扱うブランドになりました。住宅だけでなく、業務用環境などいろいろなシーンでご利用いただいていますが、シンプルなデザインであるが故、「ぱっと見で、何のシリーズなのかわからない」「ほかのブランドと見分けがつかない」という難点も。
今回、当ページではルミナススチールラックの特徴を説明し、シリーズ毎の見分け方やほかのブランドとの違いをご紹介したいと思います。持っているスチールラックを確認して、今後のカスタムや拡張時のパーツ選びに役立ててみてください。

＜初級編＞
ルミナススチールラックの見分け方

まずは初級編として、ルミナススチールラックの特徴的な要素にフォーカスし、ご紹介します。パッと見てわかるので、取り急ぎの“見分け”にご活用ください。

初級編①：バッジで判断する

ルミナススチールラックのワイヤーシェルフには、シリーズを識別できるバッジが付属しています。各シリーズ、表記や色が異なるので、一番簡単にシリーズを見分けることができます。バッジは取り外しが可能ですが、付けたままにしておくことをオススメします。

初級編②：リングロゴで判断する

次に確認してもらいたいのが、シェルフの四隅にあるリング部分（ポールを通す穴）です。すべてのシリーズではありませんが、一部のシリーズにはロゴが刻印されています。バッジがない場合は、リングを確認してみてください。なお、刻印されているので消えることはありません。

初級編③：ポール上部のロゴ入りキャップで判断する

全シリーズではありませんが、ポール上部のキャップ部分にロゴがあります。シリーズの識別というよりは、ルミナス製品なのかを識別する要素が強いですが、どのブランドかわからない際は確認してみてください。

＜中級編＞
ルミナススチールラックの見分け方

さまざまなシリーズを展開するルミナススチールラックですが、それぞれのスチールラックにおいて耐荷重性能が異なります。パッと見たら同じように見えるスチールラックですが、実はワイヤーシェルフのワイヤーの張り方によって、その荷重性に差が出てきます。今回、見分け方の中級編として各シリーズのワイヤーシェルフをご紹介します。

レギュラーシリーズ

ルミナススチールラックの旗艦となるシリーズです。棚板１枚あたりの荷重性能はなんと250kg。シリーズでもっとも頑丈なシェルフを揃えています。そのため、縦横に並ぶワイヤーは太く・細かい点が特徴です。また、幅120cm以上のシェルフ裏にはブリッジと言われる補強ワイヤーを取り付け、大型ラックでもたわみがすくない処理をしています。なお、レギュラーシリーズはすべてポール径が25mmの規格になるので、ワイヤーの張り方と併せて四隅のリングもご確認ください。

ライトシリーズ

ワイヤーシェルフの幅を5cm間隔で品揃えするサイズバリエーションが豊富なライトシリーズ。ポール径の規格は19mmとスリムですが、棚板１枚あたりの荷重性能は150kgとレギュラーシリーズに次ぐ頑丈さを備えています。その秘密が、細かいワイヤーの張り方です。ピッタリサイズのラックで、さらに頑丈な棚を探している方はライトで決まりです。

スリムシリーズ

レギュラーシリーズをベースに、ホームユース用に開発されたのがスリムシリーズです。棚板1枚あたりの荷重性能は135kg、レギュラーシリーズほどではありませんが、業務用としても使用できるタフな設計です。レギュラーシリーズのワイヤーシェルフに比べるとワイヤーの張り方は細かくありませんが、本や書類などが置けるように横方向のワイヤーが細かい点がポイントです。なお、荷重性能以外はレギュラーシリーズと同規格なので、パーツなどの互換性がある点もシリーズの魅力です。

ノワールシリーズ

細かいワイヤーシェルフの仕様以上に特徴的なのが塗装です。少し茶色がかったブラックカラーと凹凸のあるハンマートーン仕上げで、一度知ったらすぐに見分けがつくのがノワールです。なお、ワイヤーシェルフの荷重性能は棚板1枚あたり80kg。高いインテリア性のなかにルミナススチールラックらしい頑丈さもしっかり息づく、これからのルミナススチールラックの定番シリーズです。

ラテシリーズ

ノワールの兄弟シリーズとして誕生したラテ。ホワイトカラーでお部屋に馴染み、木製家具などとも相性が良いのがポイントです。ラテシリーズで注意しないといけない点が、同シリーズ内でポール径の規格が25mmと19mmの2種があることです。また、それぞれの規格で耐荷重性が異なります。どちらにもパーツ展開があるので、リングのサイズでポール径を見分けて、カスタム時などはアイテムをご確認ください。

EXシリーズ

ルミナス史上、もっとも高い防サビ性を誇り屋外でも使用できるのがEXシリーズです。キャス試験も実施しており、高い基準を超えた品質が特徴です。タフな環境で使用できる仕様だけでなく、落ち着いたグレーを採用することで見た目にもこだわりました。ワイヤーシェルフの荷重性能は80kgと、ノワール・ラテと同一の規格になっています。ガレージや倉庫だけでなく、水への強さを活かした植物用のガーデンラックとしても人気のシリーズです。

＜最後に＞
取り扱い説明書があれば安心

製品だけでは見分けがつきにくいルミナススチールラックですが、本体セット商品には取扱説明書が付きます。そこに、シリーズ名や製品の型番などが記載されているので、必ず保管してください。知れば知るほど、マニアックなルミナススチールラックの世界。使用いただいているラックがわかれば、カスタムなどの可能性も広がります。一度ご確認してみてはいかがでしょうか。

---