2017.12.01

倉庫整理で作業効率アップ!インテリアショップの商品在庫整理・収納術

インテリアショップは、お客様の多様なニーズに対応するために、種類やサイズ、重さの違う商品を多数そろえています。商品を素早く取り出せるように適切に管理することは、スムーズな仕入れや販売に欠かせません。今回は倉庫整理で作業効率をアップさせる、インテリアショップの商品在庫整理・収納術についてご紹介します。

拡張性に優れた収納棚を設置

拡張性に優れた収納棚を設置
広い倉庫を持っていても、インテリア関連の商品は次々と増えて、瞬く間に倉庫内を圧迫していきます。したがって、倉庫内のスペースを余さず活用するためには、倉庫内のスペースに合わせて棚を増やすだけでなく、スチールラックなどの拡張性に優れた収納棚の設置がおすすめです。

奥行きがあり、商品の形状に合わせた棚の間隔調整も簡単なスチールラックは、大量の商品を収納できる上、商品の出し入れが容易です。必要に応じてパーツを買い足していける点も魅力的なポイントでしょう。

スチールラックの場合、商品の重さや用途に応じて、移動できるキャスタータイプか、棚を固定できるアジャスタータイプを選べます。強度があるため、たわみを心配する必要はありません。また、防錆加工が施されており、長期にわたり使用できます。比較的安価に導入できる点も大きなメリットと言えます。

商品の形状・重さを意識して効率的に収納

十分な倉庫スペースと機能性に優れた収納棚を確保できれば、後は商品を収納していくだけです。在庫整理に限らず、収納の基本は「重い物は棚の下、軽い物は棚の上」です。

インテリア商品の規格はさまざまで、収納方法を工夫しなければならないケースがほとんどです。長い物を無理に棚へ収めると、商品が突き出して作業者にぶつかる危険性があります。そのため、棒状で長い商品は無理して棚に収めようとせず、隙間スペースなどに段ボールのようなケースを用意し、そこに立てて収めると良いでしょう。

また、形状が他の商品と著しく異なる商品は別個収納しておくと、後で取り出す際の負担も軽減できます。収納棚が壁に接している場合は出し入れを一方向からしか行えないため、出し入れの頻度が低い物は棚の後面へ、頻度の高い物は棚の前面へ配置すると在庫管理が楽になります。

「ロケーション管理」で計画的な在庫管理

「ロケーション管理」で計画的な在庫管理取り扱う商品が数千点ともなれば、間に合わせの収納法では対応できません。在庫管理において商品を探す時間はできるだけ短くしたいものですが、そのようなときに便利な手法が大規模な倉庫管理でも活用されている「ロケーション管理」です。

ロケーション管理とは、倉庫内の各区画に識別番号(住所の番地)を付けることで効率的に商品を管理する方法です。識別番号は「棚」と「棚の各段」に1つずつ割り振っていきます。
例えば、棚に「A、B、C、…」、各段に「1、2、3、…」と番号を振っていくと、棚Aの1段目には「A-1」という識別番号が付けられることになります。

ロケーション管理は、計画的な在庫管理やスピーディーな出庫に欠かせない管理手法ですが、一度識別番号を付けて管理を始めると、配置方法の変更は容易ではありません。そのため、ロケーション管理を行う際は商品の配置方法を十分に検討することが重要です。

おわりに

限られた倉庫スペースで商品を効率良く整理・収納することは難しいものです。しかし、スチールラックのような拡張性の高い収納棚や、商品の形状や重さを考慮した収納テクニック、棚卸作業やスムーズな出庫を実現するためのロケーション管理を取り入れることで、倉庫整理の手間を省くことができます。今回ご紹介した方法を参考にしながら、収納方法を工夫されてはいかがでしょうか。

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