2022.01.10

【徹底比較】業務用スチールラックの足回り、キャスターとアジャスターどちらが良い?

業務用のスチールラックは、収納力があり丈夫なので重量のある荷物を収納しておくことができます。そのため、倉庫やバックヤード、ガレージなどで利用されているケースも多いのではないでしょうか。
さらに便利に業務用スチールラックをお使いいただくなら、足回りにもこだわることをおすすめします。
そこで今回は、キャスターとアジャスターはどちらが良いのかを解説します。

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業務用スチールラックの足回りパーツの選択肢

スチールラックの足回りパーツは、大きく分けて2種類あります。標準のポールのままでも問題なくご利用いただけますが、オプションの足回りパーツを使うことで、より便利にスチールラックをお使いいただけますよ。

キャスター

キャスターとは、車輪がついている移動可能な足回りパーツのことです。足回りにキャスターを利用することで、自由にスチールラックを移動させることができます。

アジャスター

アジャスターは、固定足とも呼ばれています。キャスターとは逆で移動することはできず、ラックを固定させる足回りパーツのことです。

業務用スチールラックにキャスターをつけるメリット

業務用スチールラックにキャスターをつけることでどのようなメリットがあるのでしょうか。

移動が簡単なので、使う場所やオフィスのレイアウトの変更がしやすい

バックヤードや倉庫などは、レイアウトを変更することもあるはずです。レイアウトを変更する際に、キャスターのついていないラックだと一度分解する必要があります。
キャスターがついているラックは、分解することなくそのまま動かすことができるため、レイアウトの変更がしやすくなります。

ラック周りの掃除がしやすい

飲食店の厨房は、食中毒や事故を防止するために、常に清潔にしておかなければなりません。店舗内や倉庫でも、隙間にほこりがたまるのは避けたいところ。そのためには、こまめな掃除が必要です。
キャスター付きのラックは楽に動かすことができるため、掃除がしやすいというメリットがあります。

車輪の固定も可能

キャスターをつけることで、動かそうとしなくても動いてしまうのではないかという不安があるかもしれません。ですが、ほとんどのキャスターには車輪部分にストッパーがついているので、動かないよう固定することも可能です。安心してお使いいただけます。

スチールラックを移動させる機会があるならキャスターを選ぶと便利!

キャスターはどのような用途で使用する際に選ぶべきなのでしょうか。ここでは、キャスターの選び方をご紹介します。

キャスターの選び方

キャスターは、用途に合わせて選ぶことで使い勝手に大きな差が出てきます。大型収納に使われることが多い業務用スチールラックの場合は、なおさらこだわりが必要です。
以下の点に気をつけながらキャスターを選んで、ストレスなくスチールラックをご活用ください。

1.耐荷重

キャスターは種類によって耐荷重(重さに耐える力)が異なります。商品ページの仕様に記載されている「全体耐荷重」を必ずご確認ください。

キャスター静止時:スチールラックを動かしていない状態での、スチールラック1台分(キャスター4ケ使用時)の耐荷重
キャスター走行移動時:スチールラックを動かしている状態での、スチールラック1台分(キャスター4ケ使用時)の耐荷重

2.素材

キャスターの車輪には、さまざまな素材が使われています。
弾力があり凹凸のある場所でも使いやすいゴムキャスター、剛性に優れ重たいモノの移動がしやすいナイロンキャスター、滑らかな走行が特徴のクリアキャスターなど、素材によって特性に違いがあります。業務用スチールラックの用途と素材の特性を考えて、キャスターを選びましょう。

3.車輪の大きさ

キャスターの一部がスチールラックからはみ出してしまうことがあるため、設置場所に余裕がない場合には注意が必要です。
設置スペースにぴったり収まるサイズのスチールラックを選んだら、キャスターの車輪部分が通路にはみ出してしまい、転倒事故の原因となることなども考えられます。スチールラックにキャスターをつける場合は、スチールラックのサイズにキャスター径をプラスして必要なスペースを計算すると安心です。

4.接地面からの高さ

商品ページの仕様にある「外形寸法」がキャスターの高さです。天井が低い場所に設置する場合などスチールラックの高さを慎重に選ぶ必要がある場合は、「外形寸法」からキャスターの高さをプラスして選びましょう。

5.移動時の環境

床に凹凸が多いのか?平らなのか?など、キャスターを選ぶ際は移動時の環境もとても大切です。
凹凸があるところを移動させる可能性がある場合は弾力性に優れたゴムキャスター、平らな床を移動させることが多い場合はナイロンキャスター、クリアキャスターがおすすめです。

6.ポール径

ルミナスのキャスターは、設置するスチールラックのポール下部のねじ切り部分に結合部分をねじ込んで組み立てる作りになっています。ポール径25mmの場合は25mmサイズキャスター、ポール径19mmの場合は19mmサイズキャスターを選びましょう。
ポール径に合ったキャスターを選ばないと、結合させることができないので注意が必要です。

7.ポールとの接続方法

キャスターとポールを接続する方法として「ねじ込み式」と「打込み式」があります。
ねじ込み式は、取り付け部分がねじのようになっているタイプです。打込み式は、ポールに打ち込むだけで取り付けが可能です。
ルミナスでは、多くの商品がねじ込み式で、打込み式の商品には「打込み式」と記載しています。

ねじ込み式は、スパナを使ってしっかりと固定して取り付けます。ねじ込み式のキャスターは、同じサイズのものであれば、他のキャスターに付け替えることが可能です。
ただし、打込み式と比べて強度が劣る部分があり、ねじで固定することから定期的にゆるみを締め直す必要があります。

打込み式は、ゴムハンマーで打ち付けてポールに取り付けます。打込み式のキャスターは、一度取り付けると外すことができないため、ねじ込み式のようにゆるむことがありません。そのため、強度はバッチリ。
ただし、強い力で固定する必要があることや、取り外せないこと、専用のゴムハンマーが必要であるといった点をデメリットと感じる方もいるかもしれません。また、専用のゴムハンマーではなく鉄製ハンマーで打ち込んだ場合、キャスターやポールに凹みや破損が生じる可能性があります。

ルミナスのキャスターの種類一覧

キャスター種類 特徴 メリット デメリット
ゴムキャスター 弾力性に優れている 凹凸のある面でも移動が滑らか・移動時の音が比較的静か 油類に弱いので、油をよく使う場所には不向き
ナイロンキャスター 剛性に優れている 硬くて歪みにくいので、重たいモノの移動に適。
油類に強い
弾性がないため移動時には若干振動音が発生
クリアキャスター 強度、弾力、静音性に優れている 機能に加えて、すっきりした見た目も人気。ホームユースにも◎ 他のキャスターに比べてやや価格が高い

[categorylink url=”/category/rack-parts/pole-25mm/underbody-parts/press-caster/urethane-caster/” title=”ウレタンキャスター”]

業務用スチールラックにアジャスターをつけるメリット

キャスターは、移動がしやすい、お掃除がしやすいなどのメリットが挙げられました。
では、業務用スチールラックにアジャスターをつけるメリットはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

大きい面積で足下を支えることで安定感が高くなる

アジャスターはしっかりと固定をするため、スチールラックの転倒防止が可能です。キャスターでもラックが動かないよう固定することはできますが、アジャスターと比べると安定感が抜群にあるわけではありません。アジャスターは固定式のため、安定感が高くなることがメリットです。

床のへこみや傷対策になる

スチールラックを使うことで、床がへこんでしまったり傷がついてしまったりするのではないかと不安になるかもしれません。
アジャスターの中でも円形のものを使うと、床の接地面積が大きくなるため、床がへこみにくく傷対策になります。

より安定感を求めるならアジャスター(固定脚)を選ぶと便利!

安定感を求めるなら、アジャスターが良いことが分かりました。続けて、アジャスターの選び方を見ていきましょう。

アジャスター(固定脚)の選び方

ポールの下部に取り付けて使用するアジャスター。ぐらつきを軽減してスチールラックを安定させ、転倒を防ぐ働きをするパーツです。
アジャスターの形によって何が違うの?と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。実はアジャスターも、形によってさまざまな違いがあります。
アジャスターを選ぶときのポイントは以下の通りです。

1.耐荷重

アジャスターにも種類によって耐荷重(重さに耐える力)が異なります。ルミナスのアジャスターの場合、25mm径用のアジャスターの耐荷重は500kg、19mm径用のアジャスターの耐荷重は400kgです。

2.形状

お部屋の角にぴったり設置したい場合や、無駄なスペースをあけずにスチールラックを並べて使いたい場合は、三角プレートタイプがおすすめ。直角三角形なので、お部屋の角にぴったりフィット。三角プレート同士を隣り合わせで使ってもすっきりします。
円形アジャスターはスチールラック本体の外寸サイズより、アジャスターが約1.5cm外側に出ます。両端が外側に出るため、アジャスターが飛び出す約3cmの幅を考慮しておく必要があります。
スチールラック本体のサイズに、アジャスターの幅をプラスして必要なスペースを考えましょう。

3.ポール径

ルミナスのアジャスターは、設置するスチールラックのポール下部のねじ切り部分、結合部をくるくる回してねじ込む作りです。ポール径にあったアジャスターを選びましょう。

ルミナスのアジャスターの種類一覧

アジャスター種類 特徴 メリット デメリット
円形アジャスター 床面との設置部分に樹脂を使用
安定感がより高い
樹脂がクッションの役割をするので、床面が傷つきにくい スチールラック本体に
アジャスターのサイズを考慮する必要あり
三角プレート お部屋の角にぴったりフィット スチールラックと壁面・背面に無駄な空間を作らない 接地面にクッションがないので、固い接地面向き

[categorylink url=”/category/rack-parts/pole-25mm/underbody-parts/adjuster/” title=”アジャスター(固定脚)”]

業務用スチールラックにおすすめの足回りパーツ

ここでは、ルミナスの業務用スチールラックにおすすめの足回りパーツを詳しくご紹介します。

工場・作業場におすすめ!強度バツグン・打込み式の業務用キャスター

[25] ルミナス ウレタンキャスター 打込式 車輪径7.5cm 取付け後高さ10.5cm グレー ストッパー付

打込み式キャスター強度のある打込み式で、弾力があるのに摩耗しにくいウレタン製キャスターです。ハードな利用に耐えられる、強度の高さが特徴で、固い床の上で重い容量のアイテムを収納したい場合に適しています。
工場や倉庫のような固いコンクリート製の床の上でスチールラックを使う場合、足回りをさらに強固にしておくと安心です。倉庫では、大重量のアイテムを棚に保管したまま、長期間にわたってモノを移動しない場合も多いでしょう。
重たいモノを大量に収納してしまうと、簡単にモノを出し入れしにくく、後から足回りが気になっても簡単に変更ができません。ハードな利用シーンが想定される場合には、初めから、業務用途に合わせて開発された打ち込み式キャスターをお選びいただくことをおすすめします。

※ご利用には、打ち込み式の専用ポールが必要です。

[25] ルミナス 打込み式 ウレタンキャスター&専用ポールセット 車輪径10cm 取付け後高さ13cm グレー ストッパー付 打込み式専用ポール 高さ86.5cm

打込み式キャスターと専用ポールすでにお持ちのスチールラックに打込み式のキャスターを使いたいけど、ポールが対応していないという場合は、専用ポールとのセットがおすすめです。
弾力性と耐久性にすぐれた車輪径10cmウレタン製キャスターと、専用ポールがセットになっています。キャスターは車輪が大きいので、移動も楽にできます。
固いコンクリート製の床の上で、大容量の収納物を移動させる機会が多い場合に最適。弾力性があるので、移動時にキャスターが床を傷つける心配も少なく、またキャスターが傷ついて早く劣化する不安も軽減してくれます。
安定感を保ちつつ、移動距離も稼いでくれる大きめのキャスターは、モノの移動が多い工場や倉庫の業務効率改善にも役立ちますよ。

大容量の収納に使いたい、業務用スチールラックにおすすめのキャスター

<ネット限定>[25]ルミナスレギュラー ゴムキャスター[4個セット]

強度に優れていて、重いモノの収納はもちろん移動にも耐えられるゴム製キャスター。程良いサイズの直径75mmモデル。

ゴム製キャスターは、ポール径25mmの大型ラックや業務用途の大容量スチールラックとのあわせ使いがおすすめです。丈夫なゴム製で、耐荷重はナイロンキャスターの約1.3倍。ナイロンキャスターに比べて、移動がスムーズにできて音も静かなので、モノを乗せたまま移動する機会が多い場合も安心です。

飲食店の厨房に設置する業務用スチールラックにおすすめのキャスター

<ネット限定>[25]ルミナス ナイロンキャスター[4個セット]

重量物の移動に便利なナイロンキャスターのお得な4個セット。

ナイロンキャスターは、キャスターの中で一番高さが低く、高さが低いものから高いものまで、どのサイズのスチールラックとあわせてもバランス良くお使いいただけます。ナイロンキャスターは、油汚れに強いのが特徴です。そのため、油ハネや油汚れが気になるキッチン、厨房でスチールラックを利用するケースに適しています。
また、固い素材で歪みにくく、移動に強いのもポイント。スチールラックに重いモノを乗せたままの状態でも、こまめに移動させてお掃除するのも楽々です。

小売店の店舗内に設置する業務用スチールラックにおすすめのキャスター

[25]ルミナスレギュラー クリアキャスター[2個セット|直径:75] 高さ9.8cm IHL-B2P75S

ゴムキャスターとナイロンキャスターのメリットを兼ね備えたクリアキャスター。強度に優れ、かつ静音で非常に滑らかな走行が特徴です。

クリアキャスターの幅は約0.5cm。スリムですっきりした見た目がどんな店舗にも馴染むキャスターです。小回りがきき、さらに移動させるときの音も静かなので、店舗内のディスプレイに使ったり、バックヤードとのモノの出し入れに使ったりするのに最適です。400kgまでの重さに耐えられるので、大容量収納にも活用できます。

倉庫に設置する(大型)業務用スチールラックにおすすめのアジャスター

<ネットショップ限定>[25]ルミナスレギュラー 三角プレート[4個セット]

角にフィットする直角三角形プレートのアジャスター4個セット。

すっきりした見た目ながら、安定感がアップするアジャスターです。倉庫やバックヤードでは、スチールラック単独ではなく、複数のスチールラックを並べて利用することの方が多いかもしれません。そんなときには、足回りに余計なスペースをとらない三角プレートのアジャスターがおすすめです。
三角の形状になっているので、スペースの角にぴったりフィット。また、スチールラック本体からはみ出さないので、壁面・背面との間や、隣の家具・什器等との間に無駄なスペースを作らないで済むのが◎。スチールラックとスチールラックの間に余計なスペースをあけず、ぴったり揃えて並べることで、見た目も美しく整然とした収納空間を作ることができますよ。
耐荷重に優れた固定脚タイプなので、大型サイズの収納が多い倉庫でも安心。全体で500kgまでの重さに耐えられます。

[categorylink url=”/category/rack-parts/pole-25mm/underbody-parts/” title=”キャスター/アジャスター”]

おわりに

今回は、スチールラックの足回りパーツについてご紹介しました。
キャスターは、移動が楽になるので、ラックをよく動かす場合はおすすめのパーツです。アジャスターは移動頻度が少なく、安定させたいときに適しています。

足回りのパーツは、移動させる頻度によって、選ぶことをおすすめします。

ルミナスの足回りパーツ商品一覧はこちらから!

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