壁面収納ラックやハイタイプのテレビ台がおすすめな理由
省スペースな収納方法として人気を高めているのが、壁を使った壁面収納です。壁面収納と言えば、壁一面に広がる造り付けの収納棚が代表的ですが、実はそれだけではありません。テレビ台やディスプレイ棚、本棚、突っ張りタイプのウォールラック等々、壁を使った収納方法にはさまざまなものがあります。
壁面収納を活用すると、省スペースの他にもメリットがたくさん。今回は、それらの壁面収納をおすすめする理由についてご紹介します。
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壁面収納の魅力・メリットとは?
壁面収納は、その名の通り壁を利用して配置する収納のことを言います。造り付けの場合はさておき、背面収納に使用する棚には背板がない場合も多く、壁にピタッと付けて、もしくは固定して使用します。ウォールラックには一般的な棚の形状をしたものや、ラダーやワイヤーネット、有孔ボードなど板状のものがあります。他には、支柱がなく棚板やボックスを壁に直接固定して使う、ウォールシェルフという種類も。
壁面収納は、床から天井まで広い面積を使えるのが特徴です。ここでは、それらを使用するメリットを見ていきましょう。
省スペースで収納力をアップできる
壁を収納の一部として使用するので、普通の棚やチェストを置くよりも省スペースになります。奥行きが浅い薄型タイプなら、生活スペースを圧迫することもありません。既存の収納だともう増やしようがない…という時も、壁面スペースを利用すれば少ないスペースで収納力をアップできます。
例えば、チェストの上部にまだ空間が空いている…と言う場合は、板をL字金具で壁に固定させればディスプレイ棚を増設できます。
賃貸住宅なので壁に穴は開けられない場合は、こんな方法もあります。まず棒状の木の端材にフックやネジを等間隔に打ち付けます。その端材の上部に三角カンをいくつか取り付け、押しピンで壁に取り付ければ、鍵などの軽いものを引っ掛けて収納できるフックの出来上がり。玄関などにも重宝します。
デッドスペースを有効活用できる
空いているスペースの奥行きにチェストを置くような余裕はなくても、板状のウォールラックなら設置できるかもしれません。例えば、机と壁の間などに最適です。
その場合は、板状のワイヤーメッシュに突っ張りタイプの支柱が2本ついたタイプが便利です。梯子状のラダーラックもおしゃれで人気があります。これらは壁に沿って立てるので奥行きはほとんど必要なく、狭い隙間に設置できます。天井に突っ張るため転倒の恐れもありません。S字フックなどでさまざまなものを吊り下げて収納できるので、細かいものがスッキリ収まります。狭い玄関にもおすすめです。
自由にレイアウトができる
壁面収納は、壁一面を自由にレイアウトできるのも魅力です。収納のしやすさだけでなく、インテリア性も自由自在。床から天井まである大きな棚を置けば、造り付けの収納のような雰囲気が楽しめます。また、壁面収納と普通の収納を組み合わせることもできます。おしゃれに決めるコツは、壁全体を見てコーディネートすること。壁をどんな風に見せて、どんな風にものを置くか、バランスを見ながら調整します。乱雑な印象になるので、ものだらけにならないように気を付けましょう。
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壁面収納に変えられる家具
今ある収納を壁面収納に変えると、スペースが空いて部屋が広くなることがあります。もし部屋が窮屈だなぁと感じたら、ぜひ試してみてください。ここでは、壁面収納に適した家具をご紹介します。
ディスプレイ棚
チェストの上などをディスプレイスペースにしていると、場所が足りなくなって困ることがあります。特に写真をフォトフレームに入れて飾っていると、すぐスペースがいっぱいになってしまいます。そんな時は、壁にディスプレイスペースを増設してみてはいかがでしょうか。
『壁面収納の魅力・メリットとは?』の章でもご紹介しましたが、まずは壁に、板とL字金具で棚を取り付ける方法があります。他にもいろいろなタイプの壁に取り付けるウォールシェルフが発売されています。押しピンなどで簡単に取り付けられるタイプもありますので、賃貸住宅にお住まいの方も諦める必要はありません。
でももし、壁には直接取り付けたくないという場合は、ラダーラックがおすすめ。梯子状の板に2本のポールがついたもので、天井に突っ張って使います。これを壁代わりにすれば、そこにさまざまなものを取り付けて飾ることができます。また壁のアクセントにもなり、部屋のインテリア性が高まります。
本棚
本棚用には、壁面棚タイプと突っ張りラックタイプが便利です。壁面棚は、床から天井までをたっぷり使って棚を設置するもの。本棚専用のものを使用すれば、サイズもぴったりで、奥行きも浅く済みます。
突っ張りタイプは、2本の支柱の間に棚板があり、サイドと背面に板がない棚のような形状をしています。板がないのでとても省スペースです。天井にテンションを掛けて突っ張るので、転倒の心配もありません。本を置くスペースとしてだけでなく、ディスプレイラックとしてなどさまざまな用途に便利に使えます。
テレビ台
収納の少ないリビングでは、テレビ台周りは貴重な収納スペースです。シンプルな置き型タイプのテレビ台から壁面タイプに変えると、収納力が桁違いにアップします。
壁面テレビ台には、キャビネットタイプとハイタイプがあります。キャビネットタイプは、造り付けのシステム収納のような大きな棚で、テレビを置けるスペースの他にはさまざまな形の棚が付いています。大容量の収納力が特徴で、とにかくたくさんのものを収納したい時におすすめです。ごちゃつきを防ぎたいなら扉付きを選ぶと良いでしょう。
ハイタイプは、縦に長いオープンラックのような形状で、テレビの上下に棚が数段付いています。置くだけで良く、手軽にテレビの上部を活用できます。上部はディスプレイ用にもぴったりです。
壁面収納を設置するときの注意点
壁面収納は壁に固定するために、釘やネジ、押しピンで穴を開けることがあります。賃貸住宅の場合は押しピンならOKの場合が多いですが、釘やネジはNG。壁を傷つけないような壁面収納を選びたいところです。おすすめのタイプは、突っ張りタイプ。壁を傷つけずに床から天井までの広い空間に収納スペースを作ることができ、さらに転倒も防げるのでとても優秀です。棚やラダー、ワイヤーネットなど、種類も豊富。賃貸でも壁面収納が無理なく実現可能です。
[categorylink url=”/category/scene/book-shelf-and-desk/” title=”本棚・マガジンラック”]
ディスプレイ棚・本棚を壁面収納にするのをおすすめする理由
ここまで壁面収納の種類や使い道等をご紹介してきましたが、それらを振り返るとディスプレイ棚や本棚はやはり壁面化するのがおすすめです。
部屋が広く見える
1つ目は部屋が広く見えることです。床から天井までの本棚やディスプレイ棚は、背が高くて大きい分部屋を圧迫するような気がしますが、統一感のある壁面収納はかえって広く見せてくれます。
例えば、複数の本棚に分けていた大量の本を、一気に1つの棚に収納することができれば、整理整頓された印象も手伝ってスッキリ見えます。さらに広く見せたい時は、収納棚の色を壁や床に近いものにしましょう。
生活スペースが広くとれる
壁面収納にすると、奥行きを節約することができるため、その分生活スペースが広くなります。それに加え、今まで空いていた壁の上部の空間も利用できるので、その分も収納スペースが増えて部屋が片付きます。限られた空間を最大限活用して少しでも広く使いたい…そんな時は、壁面収納は大変おすすめです。
おしゃれに見える
背の低いチェストや棚に雑貨やグリーンを飾っていた場合、それを壁に(壁面収納の棚に)置き変えるだけで不思議とおしゃれに見えます。壁面収納の魅力のひとつに、広い壁を利用することで余裕が生まれるということがあります。ゆったりと飾ることで洗練された印象になり、インテリアのアクセントにもなります。
テレビ台を壁面収納にするのをおすすめする理由
テレビ台は特に壁面収納に向いています。テレビは元々壁に背を向けて置かれるもの。そして元々テレビの周りには収納しているものがたくさんあるからです。その収納力をもう少し増量するだけで良いので、壁面収納が違和感なくリビングに馴染むのです。
リビングの収納をまとめられる
ゲームやDVDなど、テレビの周囲にある定番アイテムの他にも、リビングにあるこまごましたものを一挙に収納できます。もしリビングの全てをテレビ側の壁に収納できてしまったら、リビングはとても広々としますよね。大容量ならキャビネットタイプを、今よりももう少し収納力をアップしたいならハイタイプのテレビ台を選びましょう。ハイタイプは自立する置き型なので、最も手軽な壁面収納です。
高級感を演出できる
テレビ台を壁面収納にすると、グッと高級感がでます。ただしこれには条件があり、生活感をあふれさせてしまうと逆効果に。生活感のあるものをしまいたい時は、扉付きを選ぶか、カゴなどに入れて置くかして隠すようにしましょう。
[categorylink url=”/category/scene/tv-av-rack/” title=”テレビ台・テレビボード”]
おわりに
壁面収納は、意外にも簡単に取り入れることができます。最も手軽に始めたいなら、置くだけで良いハイタイプのテレビ台が◎。突っ張りタイプのウォールラックもおすすめです。どちらも壁を傷つけることなく、高さのある壁面収納が楽しめます。
壁面収納は省スペースなので、ワンルームの一人暮らしなどの限られた空間にも向いています。床が埋まってしまったら、壁も使って生活スペースを広げ、快適な住環境を作ってみてくださいね。
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